Firefox:ぜい弱性修正した「2.0.0.3」公開

 米Mozillaは20日(米国時間)、ブラウザー「Firefox2」のアップデート版「Firefox2.0.0.3」をリリースした。ぜい弱性を修正したマイナーバージョンアップで、無償でダウンロード提供する。

 修正したぜい弱性は「PASV command 」を含むFTPプロトコルに関するものなど。このぜい弱性を悪用するウェブサイトにアクセスすると、ファイアウォールの外からポートスキャンされるおそれがあるという。実際の被害を与えるものではないが、他の弱点を見つけ出される可能性がある。危険度は4段階で最も低い「低」。

 Windows、Mac OS X、Linuxの各OS版を用意しており、英語、日本語を含む各国語版がある。

 また同じ問題を修正した「1.5.0.11」もリリースした。1.5系列は4月24日でセキュリティ・アップデートを終了する予定で、Mozillaでは、それまでに2系列に移行するよう推奨している。【高森 郁哉/Infostand】

Firefox(日本語)
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/