企業向けデータベース:Microsoftのシェア拡大 06年

 米Gartnerはこのほど、06年の世界の企業向けデータベースソフト売上高は152億1370万ドルで、前年比14.2%増加したと発表した。米Microsoftが最も高い伸び(同28%増)を示し、シェアが17.4%(05年は15.6%)に拡大。順位は前年と同じ3位だったものの、存在感を高めている。

 首位の米Oracleは同14.9%増。シェアはほぼ横ばいの47.1%(同46.8%)だった。2位の米IBMは同8.8%増で、ライバルより低い伸び。シェアは21.1%(同22.1%)に縮小した。04年時点ではMicrosoftのシェアは13.9%だった。同社はこの分野ではOracleやIBMを追いかける立場だが、じりじりと勢力を拡大している。

 一方、OS別のシェアは、UNIXが34.8%、Windowsが34.5%、Linuxが15.5%。伸び率はLinux(前年比67%増)が最も大きく、本格的な企業システムでもLinuxの採用が進んでいることを示した。

 数字はリレーショナル・データベースの売上高で、期間貸し形態の売上高やサポートサービスの収入も含む。【南 優人/Infostand】

Gartner
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