米Google:Linux版「Google Desktop」を公開

 米Googleは6月27日(米国時間)、デスクトップ検索ソフト「Google Desktop」のLinux版を公開した。英語や日本語など11言語で利用できる。ベータ版で、同社のサイトからダウンロード提供するが、ソースコードは公開していない。

 Google Desktopは、HDD内にあるテキスト、PDF、HTML、メールなどのファイルや、前に閲覧したウェブページをネット検索と同じ要領で探せるソフト。04年10月にWindows用ベータ版を公開。今年4月のMac版公開に続き、Linuxに拡大した。インストールにはLinuxカーネル2.4以降が必要で、Red Hat系向けとDebian系向けの2種類のファイル形式が用意されている。

 「command」キーの2度押しによる検索窓の起動や、キャッシュ保存されたウェブページの読み出しなど、基本的な機能は共通だが、Windows版で実装されたガジェット(ミニプログラム)など一部の機能は搭載していない。【高森 郁哉/Infostand】

Google Desktop for Linux(β版)
http://desktop.google.com/linux/index.html