オープンソース・ジャパン、iPod向けLinuxインストール代行サービスを開始

 オープンソース・ジャパン(OSJ)は、「iPod」向けのオープンソースOSインストール代行サービスを2007年7月1日開始する。iPod標準のApple OSのほかに、iPod Linuxと、音楽機能に特化したROCKboxを合わせたトリプルブート環境を構築する。料金は1万4700円(送料は送付時ユーザー負担、返却時OSJ負担)。

 第5世代と第5.5世代のiPodに対応したサービス。iPod Linuxは、音楽プレーヤーのほかゲームなどのアプリケーションが充実しているのが特徴で、新しいアプリケーションを開発することも可能。インストール代行サービスでは、フォントの追加導入などによって日本語化する。

 もう一方のROCKboxは、Linuxをベースに音楽機能に特化したOS環境で、iTunesで取り込んだ楽曲の再生機能や、高音質ファームウェア、イコライザ設定機能などを搭載する。オプションでプレーヤー背景画像の変更も可能。

 同時に、新規購入者向けにトリプルブート環境をプリインストールしたiPodを発売する。価格は、30GBモデルが4万2000円、80GBモデルが5万5650円。このほか、米MSB Technologyのデジタル出力改造iPod(80GB)も販売する。ROCKboxからのデジタル出力に対応。価格は32万5500円。【鴨沢 浅葱/Infostand】

オープンソース・ジャパン
http://www.opensource.co.jp/

iPod Linux
http://www.ipodlinux.org/

ROCKbox
http://www.rockbox.org/