ターボリナックス、「Open XML-ODF Translator」プロジェクトに技術協力

 ターボリナックス(矢野広一社長)と米マイクロソフトは米国時間7月9日、マイクロソフトが推進するオープンソースプロジェクト「Open XML-ODF Translator」について、ターボリナックスが日本語版・中国語版の開発で技術協力すると発表した。

 「Open XML-ODF Translator」は、各オフィスソフトのプラグインとしてマイクロソフトが提供しているファイル変換ツール。「2007 Microsoft Office system」が採用するファイルフォーマット「Open XML」のファイルを、「OpenOffice.org」のフォーマット「OpenDocument Format(ODF)」に変換する。オープンソースのため無償で利用でき、BSDライセンスであるため商用プロジェクトでも自由に改変し利用できる。

 この「Open XML-ODF Translator」をアジア市場向けに開発するにあたり、ターボリナックスは、ツールの互換性のテストを日本語と中国語環境で行う。08年上半期に日本語、その後中国語のベータ版のリリースする予定。これにより両ファイルフォーマットによるデスクトップ環境の共存が日本語と中国語でも実現する。

ターボリナックス=http://www.turbolinux.co.jp/
マイクロソフト=http://www.microsoft.com/japan/

提供:BCN