HDE、16種類のフィルタリング技術を搭載したスパムメール対策ソフト

 HDE(旧ホライズン・デジタル・エンタープライズ)は2007年7月23日、Linuxサーバ上で稼動するスパムメール対策ソフトの最新版「HDE Anti-Spam 2 for Gateway」を発表した。16種類のフィルタリングアルゴリズムを搭載し、同時にパフォーマンスを向上させた。8月29日から販売する。

 コンテンツ内容を検証する従来タイプのフィルタリングのほか、SMTP接続時にメールの正当性を判断するフィルタリング技術を追加することで、精度とパフォーマンスを両立させた。スパムメールの増加や巧妙化のため、従来のコンテンツ内容検証型フィルタリングではサーバが過負荷になりやすいという問題に対処できる。

 このほか、レポート機能を強化した。1年間のフィルタリングパフォーマンスのレポーティングが可能になり、メール流量に対するスパムの割合などを視覚的に確認できる。

 対応Linuxディストリビューションは、Red Hat Enterprise Linux 5、同 ES/AS/WS 3/4、Turbolinux 10 Server、CentOS 4/5。新たに50ユーザー版を用意し、中小企業へのニーズにも対応した。価格は50ユーザーライセンスで21万円から。別途価格の15%で年間サポートを提供する。

 なお販売開始に合わせて、1000ユーザー以上の製品を通常の半額で提供する「フィルタリング実感半額キャンペーン」を実施する。期間は2008年3月末まで。【鴨沢 浅葱/Infostand】

HDE
http://www.hde.co.jp/

HDE Anti-Spam for Gateway
http://www.hde.co.jp/has/