テクノロジックアート、「RT-Middleware」に対応する初のUMLモデリングツール

 テクノロジックアート(長瀬嘉秀代表取締役)は、7月12日付けで産業技術総合研究所(吉川弘之理事長)から技術供与を受け、ロボット構築用の共通プラットフォーム「RT(RobotTechnology)-Middleware」に初めて対応したUMLモデリングツール「PatternWeaver for RT-Middleware」を発売した。価格は8万4000円で、ボリュームディスカウントやアカデミックライセンスも用意する。

 「PatternWeaver for RT-Middleware」は、統合開発環境「Eclipse」上で動作するUMLツール「パターンウィーバー」上で動作し、「RT-Middleware」上で動作するRTコンポーネントの設計・開発をサポートする。GUI上でのグラフィカルなコンポーネント設計をはじめ、RTCスケルトンコード、CORBA IDL(Interface Definition Language)、C++スケルトンコードなどの生成が可能。設計情報の再利用化もサポートする。

 「RT-Middleware」は、産業技術総合研究所が中心となって開発しているロボット構築のための共通プラットフォーム。ロボットのさまざまな機能要素をRTコンポーネントと呼ばれる部品単位に分割し、これらを自由に組み合わせることで多様なロボットシステムの構築を実現する。現在、OMG(Object Management Group)で仕様策定中のロボット用ミドルウェア仕様「The Robotic Technology Component Specification」にも準拠している。

テクノロジックアート=http://www.tech-arts.co.jp/
産業技術総合研究所=http://www.aist.go.jp/
「PatternWeaver for RT-Middleware」=http://pw.tech-arts.co.jp/pw/rt_middleware/index.html
「RT-Middleware」=http://www.is.aist.go.jp/rt/OpenRTM-aist/html/

提供:BCN