コミュニティベースのLinuxディストリビューション「Momonga Linux 4」公開

 Momonga Projectは、コミュニティによる“バザールモデル”で作成されたLinuxディストリビューションの最新版「Momonga Linux 4」を2007年8月19日公開した。仮想化技術「OpenVZ」などに対応した。

 ボランティアで開発が行われている日本発のディストリビューションで、最新版ではOpenVZ対応カーネルを用意した。OpenVZは、SWsoftの仮想化製品「Virtuozzo」のオープンソース版で、Xenと比較してメモリ使用効率が良く、より多くのサーバを集約できるという。

 このほかの特徴としては、Ruby on Railsなどの最新Webフレームワークの採用、Java関連パッケージの拡充などがある。また、Fedoraプロジェクトの成果物であるPungiおよびlivecd-toolを取り込み、公式iso以外に、カスタマイズしたイメージの作成が可能になった。

 対応アーキテクチャはi686およびx86_64、ppc64(PS3)。また、数週間以内にLive DVD版、数カ月以内にcoLinux版を提供予定。同プロジェクトのWeb/FTPサイトおよびミラーサイトからダウンロードできる。【鴨沢 浅葱/Infostand】

Momonga Project
http://www.momonga-linux.org/