SELinux用ポリシー設定ツールの最新版リリース

 SELinux Policy Editor Projectは2007年11月19日、セキュアOS「SELinux」用ポリシー設定ツールの最新バージョン「SELinux Policy Editor(SEEdit) 2.2.0」を公開した。組み込み機器向け機能の追加や、Fedora 8への対応などを行なった。ライセンスはGPLで、自由にダウンロードして利用できる。

 読みやすい「SPDL(Simplified Policy Description Language)」という設定書式を用いることで、複雑で分かりにくいSELinuxのポリシー設定を簡単に行なえるツール。元々は日立ソフトウェアエンジニアリングが開発したソフトだが、現在はフリーウェアとして公開されている。

 最新版の2.2.0では、クロス環境でのポリシー設定に対応し、組み込み機器へのSELinux導入が可能になった。また、SPDLコンパイラを改善し、処理を高速化した。動作環境はFedora Core6以降、CentOS 4/5。今後はWindowsへの移植などを検討しているという。【鴨沢 浅葱/Infostand】

SELinux Policy Editor
http://seedit.sourceforge.net/ja/index.html