トライピークス、組み込みLinux向け高速起動ソリューション最新版

 トライピークス(本社:東京都品川区)は2008年4月11日、組み込みLinux搭載製品向け起動時間短縮ソリューションの最新版「TP InstantBoot Version2.0」を発売した。起動を高速化するとともに、必要なFlashROMサイズを削減した。

 TP InstantBootは、システムのメモリ状態やCPUのレジスタ状態をシステムイメージとして採取。FlashROMなどのストレージに保存し、機器の電源投入時に復元することで、システムの起動時間を短縮する。

 Version2.0は、圧縮機能でスナップショットイメージのサイズを従来比で約30%削減。さらに、シリアル転送の高速化や、TAG-ICE経由のイメージ採取とイメージ復元のサポートで、高速起動とFlashROMサイズ低減を両立させた。従来、顧客の要望に合わせて実装していた機能を標準搭載した。

 TP InstantBootは、デジタルテレビなどの機器で実績がある。ARMアーキテクチャをサポートし、他のCPUについても顧客の要望に合わせて随時対応する。価格はSDKパッケージが98万円(税別)、ランタイムが個別見積もり。【鴨沢 浅葱/Infostand】

トライピークス
http://www.tripeaks.co.jp/