サンとシスコ、ディザスタ・リカバリで協業

 サン・マイクロシステムズとシスコシステムズは2008年5月12日、ディザスタ・リカバリ分野で協業、第一弾として通信経路を暗号化して情報漏えいを防ぐディザスタ・リカバリ・ソリューション「セキュアDRソリューション」の提供を開始すると発表した。5月21日から伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)を通じて販売する。

 ディザスタ・リカバリ・システムで、プライマリサイトから災害対策サイトにデータ伝送を行う際、データレプリケーションを行う通信経路上を流れるデータを暗号化。社外経由で張り出すネットワークすべてにセキュリティ強化と情報漏えい対策を実施する。

 サンのハイエンド・ストレージ「Sun StorageTek 9990V/9985V」に実装した非同期型レプリケーションソフト「Universal Replicator」と、シスコのマルチサービス モジュラ スイッチ「Cisco MDS 9222i」を組み合わせる。パフォーマンステストと安全性の検証は、日立製作所の「ハーモニアス・コンピテンス・センタ」の施設・機材を利用して行った。

 サンとシスコは今後、両社の技術と製品を組み合わて、同分野のソリューションを提供していく予定。セキュアDRソリューションの共同プロモーションを行うほか、データセンタ・ビジネスのインフラ提供も視野に入れ、検討してゆく。【Infostand】

サン・マイクロシステムズ
http://jp.sun.com/

シスコシステムズ
http://www.cisco.com/jp/