サイバーエージェント、「Ameba」の基幹インフラをLinuxに移行

 サイバーエージェントは2008年6月13日、ブログサービス「Ameba(アメブロ)」の基幹データベースインフラをLinuxに刷新したと発表した。従来の「Solaris9/SPARCサーバ」から「Red Hat Enterprise Linux 4.0/IAサーバ」に移行し、コスト削減と大幅な性能向上を実現したという。5月27日から運用開始している。

 データベースは従来の「Oracle10gR1」から「Oracle10gR2」にバージョンアップ。併せて1個のデータベースを複数サーバからアクセスできるようにする「Oracle Real Application Clusters」技術によって冗長化し、システムキャパシティを向上させた。データベースサーバは「IBM System x3650」4ノード構成で、約70台のアプリケーションサーバからの同時処理要求にも安定したパフォーマンスを発揮するという。

 同社は、2年前から自社開発・技術力の向上を目的にシステム開発・運用部署である開発局エンジニア組織の強化に取り組んでいる。今回の移行プロジェクトもその一環で、ハードウェア選定からインフラ設計、監視、OS・ミドルウェアチューニング、プロジェクトマネジメント、ソフトウェア開発、テストまで全て社内エンジニアで実施したという。【鴨沢 浅葱/Infostand】

サイバーエージェント
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Ameba(アメブロ)
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