日立GST:南極、砂漠でも耐える車載用HDD

 日立グローバルストレージテクノロジーズはドイツで1日(現地時間)、車載機器用のハードディスクドライブ(HDD)で、南極や砂漠でも持ちこたえる新製品「Endurastar J4K50」を発表した。作動時でも気温マイナス30度まで対応可能で、85度の高温にも耐える。

 内蔵用HDDで、カーナビゲーションや車載情報端末向け。高性能の流体軸受けモーターなどを採用し、厳しい環境にも適応させた。高度5000メートルでも作動。アンデス山脈の標高4818メートルの道路(舗装道としては世界最高地点)で活躍できるという。

 振動や衝撃に強く、悪路でも利用できる。記憶容量は30〜50GBで、大きさや重さは普通のHDDと変わらない。マイナス16度まで対応する機種「N4K50」も発表した。07年第1四半期に出荷予定。【南 優人/Infostand】

日立グローバルストレージテクノロジーズ
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