ゾンビ・パソコン:最も多いのは中国、日本もワースト10

 米Symantecは25日(米国時間)、いわゆる「ゾンビ・パソコン」が最も多いのは中国で、世界全体の20%を占めることが分かったと発表した。「ゾンビ」はマルウェアに操られ、迷惑メールやサイト攻撃の発信・中継源になったコンピューターのことで、ワースト2は米国(19%)。日本(2%)も10位で、ブラックリストに掲げられた。

 06年上半期のデータで、世界全体では1日平均5万7717台が活動、半年間で合計470万台近くのゾンビが見つかった。3位以下は英国(7%)、台湾(6%)、フランス(6%)、ドイツ(4%)、韓国(3%)、スペイン(3%)、ブラジル(3%)の順。都市別では、北京(2.91%)、広州(1.67%)、ソウル(1.61%)がワースト3だった。

 一方、これらのゾンビを操るサーバーは6337台も見つかった。所在地は米国(全体の42%)が最も多く、2番目は韓国(8%)。中国(6%)はワースト4位、日本(3%)は同8位だった。【南 優人/Infostand】

Symantec
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