米QUALCOMM:メールソフト「Eudora」をオープンソース化

 米QUALCOMMは11日(米国時間)、メールソフト「Eudora」の次期バージョンをオープンソース化すると発表した。「Mozilla Thunderbird」と同じ技術プラットフォーム上で開発する。また、同日、最後となる商用版を発売した。

 QUALCOMMはMozilla Foundationと協力して次期バージョンを開発し、オープンソース化するとともに無償で利用できるようにする。現行のEudoraの高機能を継承し、2007年前半にリリースする予定。

 最後の商用版Eudoraは、Windows版の「Eudora 7.1」とMac OS版の「Eudora 6.2.4」で、価格を19.95ドルに値下げ。6カ月間の技術サポートが付属する。オープンソース版がリリースされた時点で販売は打ち切る予定。

 EudoraはMacユーザーを中心に広く利用されているメールクライアントソフト。フリーソフトとして開発され、91年にQUALCOMMが買収して商用版を開発してきた。【三好 豊/Infostand】

QUALCOMM
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