ブラウザ:IEのシェア、Vista発売後も80%割れ

 米Net Applicationsは3月1日(米国時間)、2月分のブラウザ世界シェア推計を公表した。首位の「Internet Explorer」(IE)は79.09%(前月は79.75%)。「Windows Vista」が1月末から消費者に販売され始めたが、IEの後退が続いた。

 IEは昨年12月、集計開始(04年10月)以降では初めて80%を割り込み、これで3カ月連続の80%割れとなった。Vistaは新版の「IE7」を搭載しているため、IEのシェア好転が期待されたが、2月の段階では実現しなかった。IEのシェアは04年末まで90%を超えていた。

 一方、2位のFirefoxは14.18%(同13.67%)で、増加傾向が続いている。3位の「Safari」は4.85%(同4.70%)となり、7カ月連続の拡大。4位の「Opera」は0.79%(同0.73%)、5位の「Netscape」は0.74%(同0.79%)。【南 優人/Infostand】

ブラウザのシェアのグラフ
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