ビル・ゲイツ会長:ハーバード大を“卒業” 中退から32年

 米ハーバード大学は6月7日(現地時間)、32年前に同大を中退した米Microsoftのビル・ゲイツ会長に、名誉博士号(法学)を授与した。ゲイツ氏は在学中に同社を設立、学業の継続を断念したが、大学の計らいで、51歳にして“卒業”が実現した。

 同氏は73年に入学したが、75年にMicrosoftを創業し、中退していた。法律専攻だったため、理系ではなく法学の博士号という意外な取り合わせとなった。

 ゲイツ氏は式後の学友総会でスピーチ。来年は経営の第一線から退き、慈善活動が中心になるため、「来年から仕事が変わるので、履歴書に学位を書けるのはありがたい」とジョークを飛ばしていた。【南 優人/Infostand】

ハーバード大学の卒業式
http://commencement.harvard.edu/