パソコン:東芝が米国でシェア拡大、出荷が5割増

 調査会社の米IDCは7月18日(米国時間)、07年第2四半期の世界のパソコン出荷台数は、前年同期比12.5%増の約5882万台(速報値)だったと発表した。米国市場で東芝の出荷台数が同50%増を記録し、シェアを拡大したのが目立った。

 各社の世界シェアは、米Hewlett-Packardが19.3%(前年同期は15.9%)で首位。以下は米Dellが16.1%(同19.1%)、中国のLenovoが8.3%(同7.6%)、台湾のAcerが7.2%(同5.2%)の順。東芝は順位が5位のままだったが、4.1%(同3.8%)に拡大した。

 米国市場では、東芝が上位5社の中で最も高い伸びだった。順位は5位のままだが、シェアが5.3%(前年同期は3.8%)に急拡大した。最近のパソコン市場はデスクトップ機が低迷する一方、ノート機が好調なため、ノートに強い東芝が有利になったとみられる。【南 優人/Infostand】

IDC
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