楽天、仙台市に開発拠点を設立 オープンソース開発も

 楽天は、仙台市に新たなシステム開発拠点「東北テックセンター(仮称)」を2007年9月に設立する。開発の拠点分散の一環で、同社の各事業のニーズに合わせた開発を担当する。

 同社は、これまで東京本社集中型の開発体制をとってきたが、開発能力の増強のため、地方営業拠点がある国内主要5都市に拠点を設ける。仙台はその第1弾で、楽天球団オフィス内に置く。

 地元での直接雇用や、地元企業との提携による開発体制構築を目指すほか、自治体や地元企業、大学、NPO団体と協業し、オープンソース技術の研究開発、デジタルコンテンツ事業検証への参加、地方発の新ビジネスモデル構築にも取り組む。

 これに続いて年内にも、札幌、名古屋、大阪、福岡の各都市に開発拠点を設置する計画。さらに海外開発拠点構築を視野に、分散型開発拠点ノウハウを蓄積していくという。【鴨沢 浅葱/Infostand】

楽天
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