ネット上の友人:日本は1人、世界平均は5人

 米Microsoftなどは7月24日(米国時間)、日本の青少年はインターネット上の友人が少ないことが分かったと発表した。日本の8~14歳の小中学生に「会ったことがないが、ネットで交際している友人」の数を聞いたところ、平均1人にとどまり、世界平均の5人を大きく下回った。

 調査対象は16カ国の1万8000人の青少年。日本は10代後半でもネット・フレンドが平均7人にとどまり、世界平均の20人と比べると、非常に少ない。一方、中国の青少年は平均37人と交際しており、日本と対照的だ。

 Microsoftなどの分析によると、日本は家が狭く、なかなか自分専用のパソコンを所有できないのが背景。家族と共有のパソコンでは、プライバシーを守れないため、ネットでのコミュニケーションに消極的とみられる。

 一方、中国では、8~14歳の子供の93%が「ネット・フレンドがいる」と回答した。一人っ子政策で兄弟がいないため、インターネットで話し相手を探す傾向があるという。【南 優人/Infostand】

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