追跡:HP製品でのLinux使用時に関する保証体制の明確化

 当方宛に本日、Hewlett Packard(HP)より下記の電子メールが送付されてきた。その内容は、HP製ハードウェアでLinuxを使用するユーザに対する保証を同社がどのような方針で扱っているかの説明であり、個別的な事例として当サイトで先日掲載した問題に応える形になっている。

以下、HP広報担当からのメールである。

弊社Hewlett Packardは、カスタマが使用されるオペレーティングシステムの種類を問うことなく、弊社製PCに対するハードウェア保証を提供させて頂いております。

ただしカスタマが製品に手を加えた結果として何らかの問題が発生した場合(製造時の欠陥に起因するものを除き)、それは保証の対象外となります。今回問題とされたノートブックのキーボードが固着するようになったという件につきましては、オペレーティングシステムの変更が原因とは考えられず、そうしたケースが弊社製品にて発生した場合は、当該カスタマにおける保証の対象とさせて頂きます。

また同様の出来事の再発を未然に防止する観点から、弊社サポート関係者に対しこうした方針の徹底化を図る所存です。

 このような姿勢は、Linuxユーザにとって充分に納得できる内容だと言っていいだろう。

NewsForge.com 原文