英Canonical、オープンソースプロジェクトホスティング「Launchpad」最新版

 Linuxディストリビューション「Ubuntu」の開発で知られる英Canonicalは7月29日(英国時間)、オープンソースプロジェクトのホスティングサービスの最新版「Launchpad 2.0」を発表した。インターネットサービスAPIの提供、「Bugzilla」「Trac」との連携が強化点となる。

 Launchpadは、オープンソースプロジェクトのコラボレーションを容易にするホスティングプラットフォーム。分散バージョン管理システム「Bazzar(bzr)」も利用できる。

 最新版では、インターネットサービスAPI(ベータ版)が提供される。これを利用して、外部のアプリケーションによる認証、Launchpadのデータベースに格納されているデータのクエリや修正などが可能という。

 「Bugzilla」「Trac」の各バグ管理ツールとの連携が可能で、バグ修正管理を効率化できる。また、Bazzarでは、大規模コードベースに対応できるよう強化が加えられた。最新のコードレビュー機能により、変更管理も容易になったという。また、メーリングリスト機能も加わっている。

 Canonicalによると、Launchpadの開始以来、新規プロジェクトとして5500件がスタートし、合計7000件以上のプロジェクトをホスティングしているという。

英Canonical
http://www.ubuntu.com

Launchpad
https://launchpad.net