マルチプロトコルIMの最新版「Pidgin 2.5」がリリース

 マルチプロトコル対応IMクライアントをフリーソフトウェアとして開発するPidginプロジェクトは8月18日(米国時間)、最新版「Pidgin 2.5.0」をリリースした。最新版では、MSNのサポート強化が主な改善点となる。ソースコードのほか、Windows、Fedora、CentOS/Red Hat向けのバイナリが同プロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。

 Pidginは、MSN Messanger、ICQ、IRC、Jabber、AOL Instant Messenger(AIM)、Yahoo! Messangerなど複数のプロトコルをサポートしたIMクライアント。旧名称は「Gaim」。GNU General Public License(GPL)version 2でソースコードが公開されている。

 最新版はMSNのサポートを強化した。プロトコル15に対応したほか、相手がオフライン時にIMメッセージを送信できる「MSN Offline IM」、表示メッセージ(状態として表示)などもサポートした。

 このほか、libpurpuleバイナリでは、カスタムエモティコン(顔文字)を作成可能(現在、MSNのみが対応)となったほか、NSS SSLプラグインにSSL認証サポートを追加した。テキスト版のFinchでは、「Invite」メニュー、バディリストでのIMログ履歴表示メニューなどの機能が追加されている。

Pigdinプロジェクト
http://www.pidgin.im