米McAfee:「Rootkit」検知・除去ソフトを無料配布

 米McAfeeは7月26日(米国時間)、「Rootkit」を検出・除去できるソフトの正式版「Rootkit Detective 1.0」を公開した。無料でダウンロードできる。

 Rootkitは、システムへの侵入や改ざんの痕跡などを隠して、ウイルスやハッカーのふるまいが察知されないようにするシフトウエアパッケージ。通常、ウイルス対策ソフトでは検知できない。

 Rootkit Detectiveは、パソコン内のRootkitを検出して、一覧を表示。除去または再起動時の無効化を選択できる。同社によるとRootkitは増加傾向にあり、07年前半だけで06年通年(3284件)の2倍以上の7325件が確認されているという。

 このソフトのベータ版は今年1月に公開して、11万回以上ダウンロードされたという。対応OSはWindows XP/2000/2000 Server/Server 2003。なお、英Sophosも昨年8月から、同様のソフトを無料配布している。【高森 郁哉/Infostand】

Rootkit Detective
http://vil.nai.com/vil/stinger/rkstinger.aspx