GPLv3 DD3についていくつか

GPLv3 DD3をそれなりに注意深く読んだ。個人的には若干複雑な心境だ、以前からわあわあ言った/言われていたところは大体直っているし、個人的に入手していた昨年11月の時点でのドラフトと比べても相当の改善が見られる。ここまではご同慶の至りだが、それでもなおいくつか微妙な点が残っているように思う。私が勘違いしているだけなら良いのだが。コメント受付は3/28から60日間ということであまり時間がないが、事実上休眠状態だった(だっていつまで経ってもドラフトが出ないんだもの)Committee Dも来週から復活することだし、出来る限りのことはしていきたい。とりあえずDD3の訳は極力早く出したいと思っている。

一応現時点までの主だった反応。

  • Linusは消極的ながらも支持。ついこないだまでは積極的不支持だったのだから、相当な姿勢転換ではある。とはいっても、実はLinusの考えとFSFの考えは最初からそんなに離れていなかったのだが…。
  • Michael Tiemannも支持。年季が入っているだけになかなか読ませる。ただ、私が言うのもなんだけど、OSI Certifiedにするってのはもう少し待ったほうがいいと思うんだが…(OSIは一回しくじっているし)。
  • 懐疑的な意見の一例。debian-legalは相変わらずおっかないです。
まあまだ出たばかりだし、意見はこれからもどんどん出てくるでしょう。皆さんもぜひ。