後藤正徳先生がGoogleへと旅立って以来、大きな案件の話題が続く富士通

富士通、スーパーカミオカンデの新実験解析システムをLinuxで構築というニュースについてだが、そんなにシステム的には大きなインパクトがあるわけではないものの、スーパーカミオカンデの知名度からするとそれなりの話題なのだろう。 まあ、それよりも年末にあった東証、新売買システム開発を富士通に委託 Linuxと「PRIMEQUEST」で構築については、ちょっとインパクトがでかい。ただ、「PRIMEQUEST3台を1セットにした10セット構成」でLinux採用って、んー、現場は大丈夫なんだろうか?社長直轄プロジェクトのようなので、ま、最悪でも何とか気合いというやつでしのぐのだろう。

で、富士通と言えばというわけでもないのだが、年末になって後藤先生がGoogleへ旅立っていたことを知った。私も持ってるGoogleバッグを何故に持ってるのだろうと思っていたが、そりゃ入社してれば持ってるね。(私はGoogle様からの頂き物。)

Googleと言えば最初にまず鵜飼文敏という名が出てくるようになっている昨今ではあるが、ここに後藤先生がjoinし、おそらく今年はまた知り合いがどんどん入っていくのだろう。既にオープンソース運動の初期に知り合った欧米のハッカーの連中は、一部の変人(ESRとかPerensとか)と自分で事業を起こしたような人間、あとはRHとIBMを除いて、そのほとんどがGoogleに入社してしまっている。後藤先生のGoogle入社は、日本でもその流れが決定的になりつつあるなと予感させる出来事である。