REHL 5.3ベースの「CentOS 5.3」が登場

 Linuxディストリビューション「CentOS」を開発するCentOS.orgは4月1日、最新版「CentOS 5.3」を公開した。i386とx86_64アーキテクチャに対応、同組織のWebサイトよりインストールイメージなどを入手できる。

 CentOSは、米Red HatのLinuxディストリビューションをベースとした無償のオープンソースソフトウェア。

 最新版は、「Red Hat Enterprise Linux 5.3」をベースとし、ServerやClientなどの機能を加えてパッケージ化した。レポジトリを1つにすることで、エンドユーザーは容易にインストールや作業ができるという。インストールではこのほか、インストール時に外部レポジトリを有効化できるオプションがインストーラに追加されている。

 このほかの特徴として、前バージョンで削除されていた「contrib」レポジトリが復活した。contribは、ユーザーからCentOSに寄せられた貢献のうち、コアとなるディストリビューションパッケージと重複しない機能を集めたレポジトリ。現時点では、同レポジトリにパッケージはないが、数週間以内にポリシーとプロセスを設定し、ユーザーがレポジトリにパッケージを貢献したり管理できるようにするという。

 アートワークも一新し、バグ修正や各種ソフトウェアのアップデートも行われている。

 CentOS 5.0/5.1/5.2のユーザーは「yum update」でアップグレードできる。

CentOS.org
http://www.centos.org