日本スケーリックス、グループウェア「Scalix」最新版

 日本スケーリックス(本社:東京都中央区)は2008年10月14日、メッセージング/コラボレーションソフトの最新版「Scalixバージョン11.4.2」をリリースした。Microsoft Exchangeとの高い互換性を特徴とするグループウェアで、複数ユーザーの予定を表示・編集管理できる「プランニングビュー(計画表示)」機能の正式版を搭載した。

 「プランニングビュー」は、ドラッグ&ドロップで複数ユーザーのスケジュールを表示・編集して、稼働率の高い人のタスクを少ない人に移動するといった使い方ができる。また、Scalix Web AccessやIMAPを使用した他メールクライアントのパフォーマンス向上や、メールの部分検索、ユーザー管理をサブ管理者に委譲できる大規模環境向け分散管理機能などを追加した。

 有償で全機能を利用できる「プレミアムユーザー」と、無償でメールとパーソナルカレンダー機能のみを利用できる「スタンダードユーザー」の2種類のユーザーを設定。プレミアムユーザー数の違いによって、大規模向け有償版「エンタープライズエディション」、中小規模向け「スモールビジネスエディション」、無償版「コミュニティエディション」の3種類を用意した。

 価格は、エンタープライズエディションが、初年度1プレミアムユーザーあたり1万5900円、次年度以降サブスクリプションが同2640円(最小50プレミアムユーザー)。スモールビジネスエディションは、初年度50プレミアムユーザー16万4000円、次年度以降が同8万2000円。コミュニティエディションは、10プレミアムユーザーまで無償利用が可能。

 同社は、Scalixコア機能のオープンソース化を順次進めている。なお無償版の稼働確認プラットフォームに「OpenSUSE 11.0」を追加した。

製品情報
http://www.scalix.co.jp/product.html

日本スケーリックス
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